夏山登山シーズンの前に、各都道府県の山岳連盟等では夏山に向けての安全講習会などが催され無料で参加できるものもあります。登山用具店主催などでも講習会は行われています。
特に夏山にしか登らないという方は、鈍った身体だけでなく、鈍った心も引き締めるという意味でも、シーズン前にこういった講習会に参加することをお勧めします。
因みに、平成30年度の山岳遭難発生の多かった都道府県は、1位長野県、2位東京都、3位北海道です。以下はご参考まで。
長野県山岳総合センター
東京都岳連
北海道山岳連盟
神奈川県山岳連盟
先日は、長野県山岳総合センター主催の安全登山講習会に参加してきました。こちらは無料の講習会でした。大変ありがたいですね。講習会は満席、都内から足を運び参加された方もいました。
今回この講習の講師は、西穂山荘支配人で気象予報士の粟沢徹氏。粟沢氏は救助の経験も豊富ですが、山を登る時に、「静かな心」を持つことの大切さを伝えていました。
つまり冷静な判断が常に出来るということですね。そのためには、十分な体力と技術を持っていることが必要となってきます。
体力と技術がなければ、焦りに繋がり、精神的な動揺が遭難を引き起こすからです。
多くの登山者がいますが、個人差があります。他人と比べたり、競争して山に登る必要はありません。
自分の体力と技術を理解して、それに見合った山に行けば、自分らしい楽しい登山ができると思っています。
遭難は予防できます。
身体と心を引き締めて、夏山へ向かいましょう!
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