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【山岳レスキュー】山岳事故発生!ヘリレスキュー要請後17分で救助。

更新日:2019年9月29日

2019年、某アイスクライミングエリアにて滑落事故が発生し、偶然現場に居合わせていた弊社隊員が、救助要請しました。要請後、ヘリコプターは離陸後17分という速さで現場に到着し、要救助者をピックアップ。そして、迅速に医療機関へ繋げることが出来たようです。


迅速な救助を可能にしたのは、遭難現場の正確な位置情報の提供による迅速な現場の特定でした。


「おかげさまで、伝えられた緯度経度の座標はピッタリで、現場の特定は早かったです。離陸後17分で到着。現場から医療機関まで10分。色んな意味で迅速に活動できました。さすが山のプロチーム!」今回対応されたパイロットT氏からのお言葉です。


 


山岳遭難捜索ネットワーク
注)写真は事故当日のものではありません。


 


ヘリレスキューは、時間帯・気象条件・山岳環境などにより左右され、飛行困難と判断されることもあります。しかし、どんな状況であっても、ヘリレスキューを要請する際に伝えたいことは、正確な位置情報の提供です。ヘリコプターは有視界飛行が主ですが、目印となるものが少ない山岳地帯において、GPS情報は現場特定のために大変有効な情報であり、迅速な発見・救助の決め手となります。ヘリレスキュー要請の際は、正確な経緯度の情報を伝えることが重要です。


また、ヘリコプターが現場に接近した時は、ホバリングにより周囲の樹木やザックなど身の回りのものが飛ばされる可能性があるため、飛散物はあらかじめ撤去するか固定するなどで対処しておく必要があります。飛散物によるへリコプター損傷による大事故や、2次遭難は絶対にあってはならないことです。


*スマートフォン上のGPSアプリは、事前に地図をダウンロードしておく必要があります。圏外では地図は表示されずGPS情報が取得できません。


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