秋山シーズンとなり、きのこ採りに山に入る方も増えてきました。
きのこ採りにも山岳保険が適応されることは知っていますか?
山岳遭難の多い長野県での、昨年の秋山期間中の遭難発生状況です(右表)。松茸産地日本一の長野県ですが、山岳遭難のうち4人に1人がきのこ採り遭難、そのうち7割が死亡しています。
登山はしないけれど、きのこや山菜採りなど里山に山に入る方、また、そのような方が周囲にいましたら、適応する山岳保険があることを周知し、保険に加入されることをお勧めします。
以下、きのこ・山菜採り遭難でも、もしくは登山スタイル関係なく、保険適応可能である山岳保険です。また、救助捜索時に高額となる「捜索救助費用」を負担してくれる山岳保険等を掲載します。
「jRO日本山岳救助機構会員制度」
支払金額:2,000円/年 (初年度のみ入会金2,000円必要)
捜索・救助費用:550万円
「jRO+ココヘリ」
支払金額:上記に加え、追加3,650円(ココヘリ入会金不要)
「やまきふ共済会」
保険料:4,000円/年
救援者費用:500万円
※必須条件:登山計画書を家族や警察署等へ提出すること
「レスキュー費用保険」
保険料:4,000円/年
遭難・捜索費用:300万円
「日山協山岳共済会 山岳保険 登山コース」
支払金額:5,310円〜(年会費:1,000円+保険料4,310円)
遭難捜索費用:100万円
「モンベル山岳保険」
保険料:8,270円/年〜
※モンベルクラブ会員(年会費:¥1,500)もしくはモンベルメイトであること
遭難捜索費用補償:150万円
(※全国に店舗展開しているモンベルについては、店舗にて保険の相談ができるため紹介します。しかし、きのこ採りに適応する「山岳保険」は、年会費込み保険料が1万円近く高額となるため、きのこや山菜採り目的の中高齢者でも、気軽に入れる保険の設定を今後期待します。)
他の山岳保険でも、アイゼン・ピッケル使用時の遭難が保険適応の場合、きのこ・山菜採りにおいても適応可能である場合がほとんどです。各山岳保険会社にてご確認ください。
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