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中部地方某山域4(2025年2月上旬発生)

  • 執筆者の写真: 陽介 深澤
    陽介 深澤
  • 6 日前
  • 読了時間: 2分

更新日:5 日前

1. 概要

【捜索現場の地形】

山域周辺は急峻な尾根と複雑な沢地形が入り組んでおり、特に捜索エリアとなる沢沿いは滑落や迷い込みが発生しやすい地形である。冬季はアルパインエリア、森林限界、樹林帯ともに積雪・吹き溜まりの影響を受け、ルート判断が困難となる。




2. 発生状況と経緯【事前計画】

遭難者はA岳からB岳への登頂計画を立て、冬期小屋泊を想定して入山した。行動計画ではC小屋を拠点とし、B岳往復後に下山する予定であった。

【事故経緯】

C小屋へのデポが確認されず、下山時に道迷い・滑落・沢への迷い込みが発生した可能性が高いと推定される。降雪や風によるトレース消失が影響した可能性も指摘されている。

捜索時も風の影響があるところではトレースが消えていた。


3. 原因分析【直接原因】

下山時のルートロスト、積雪・風雪によるトレース消失、迷い尾根への進入、またはトラバース箇所でのバランス喪失による滑落の可能性。ピンクテープの視認性不足、地形の複雑さ。

迷い尾根周辺


4. 民間・関係者による捜索活動【公的機関の初動】

県警・消防によるヘリ捜索および主要登山道・小屋周辺の確認が実施された。


【民間捜索隊による捜索】

複数回にわたり民間捜索隊がD沢・E沢・F沢・G尾根を中心に捜索を実施。沢床、ルンゼ、迷い尾根を重点的に確認し、最終的にはF沢支流の標高1530m付近の沢床でザック、レインウェアなどの遺留品とともに白骨化遺体が見つかる。

雪が解けてからの捜索の様子。



5. 捜索エリアと発見現場

地形図凡例

青線:遭難者が計画していたルート

赤線:遭難者が迷い込んだと予想されるルート

✖印:遺体発見地点

緑線:民間捜索チームによる捜索範囲


3Dマップ凡例

A:A岳 B:B岳 C:C小屋 D:D沢 E:E沢 F:F沢 G:G尾根

青線:遭難者が計画していたルート

赤線:遭難者が迷い込んだと予想されるルート

✖印:遺体発見地点

緑色線:民間捜索チームによる捜索範囲

赤線:遭難者が実際に登攀していたルートと黄緑色線:民間捜索チームによる捜索範囲が

 同じところを歩いているため線が重なってしまい見づらくなっています。

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