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関東地方 某山域3(2025年7月発生)

  • 執筆者の写真: 陽介 深澤
    陽介 深澤
  • 2025年9月5日
  • 読了時間: 2分

更新日:2025年11月8日

1. 概要

【捜索現場の地形】

 ・周辺は送電線巡視路が複雑に走り、急峻な尾根・ルンゼや泥質の崩壊地が多く、滑落リ

 スクが高い地形。過去にも滑落事故が発生しており、特に雨天後は足場が悪化する危険箇

 所が点在する。

 

 

2. 発生状況と経緯

・行方不明者は以前業務で訪れた地域に、自家用車で入山。業務目的か私用かは不明。 


・7月13日:車両をダム付近に駐車。


・携帯電話(ドコモ)は14日未明3時頃まで呼出音あり、4時には圏外となる。 


・携帯基地局からの情報あり。 


・16日:会社関係者と警察で巡視路を捜索、ドローン・赤外線カメラによる探索も実施するも手掛かりなし。 


・17日以降:警察・職場関係者・民間捜索チームが連携。 


・7月18日:道路から目視によりザックを発見。その40m上方で遺体確認。巡視路から100mほど滑落したと思われる。

 

 


3. 原因分析

【直接原因】

・巡視路またはその周辺での滑落による致命的外傷と推定。【間接原因】- 巡視路の一部が

 崩壊や不明瞭で危険認識が難しかった。

・気象庁のアメダスによると7月12日の21時ごろに0.5mmの雨を観測。雨天後の泥質による

 足場の悪化。

 

 

4. 対応・捜索活動の記録

・7月14日:車両発見、電話状況から14日未明まで活動の可能性あり。


・7月16日:職場関係者が巡視路を捜索。警察は別ルートを重点的に捜索。雨天により前日まではドローン飛行のみ。


・赤外線ドローン投入も反応なし。


・警察犬により入山地点を特定し重点捜索。


・7月18日:道路からザックを目視 → 直近の急斜面を捜索し、遺体確認。


・警察により現場処理後、捜索終了。

 

滑落現場の様子。斜面下方から上方を見る。
滑落現場の様子。斜面下方から上方を見る。

 

 

5. 捜索エリア

地形図
地形図

2Dマップ凡例

入山口:S   下山予定地:G

青線:遭難者が計画していた登山ルート(登り・下り)

赤線:遭難者が実際に歩いたと推定されるルート(下山時)

✖印:遺体発見地点

緑線:民間捜索チームによる捜索範囲


 

3Dマップ
3Dマップ

3Dマップ凡例

入山口:S   下山予定地:G

青線:遭難者が計画していた登山ルート(登り・下り)

赤線:遭難者が実際に歩いたと推定されるルート(下山時)

✖印:遺体発見地点

黄色線:民間捜索チームによる捜索範囲

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