関東地方某山域(2023年7月上旬発生)
- 陽介 深澤
- 5月22日
- 読了時間: 2分
更新日:6月18日
1.概要

【捜索現場の地形】
山域全体が針葉樹林帯と広葉用樹林帯で分かれている。広葉樹林帯の沢沿いは落ち葉の下に浮石もあり非常に歩きずらい。細い尾根では岩尾根となっているところもある。
2. 発生状況と経緯
男性は2023年7月下旬に単独で登山を開始。
その後、連絡が取れなくなり、翌7月3日に家族が警察に捜索願を提出。
警察および民間捜索隊による捜索の結果、7月6日、登山道から約100メートル下の崖下で遺体を発見。
7月下旬、DNA鑑定により身元が確認された。
3. 原因分析
【直接的原因】:登山道からの滑落
【間接的原因】:地形の急峻さと登山道の不明瞭な箇所
4. 対応・捜索活動
・初動対応:家族による捜索願提出後、警察による捜索開始。
・民間捜索活動:民間山岳捜索会社が加わり、捜索を実施。
・同山域では同年初春ごろにも民間捜索隊により、別の登山者の滑落による死亡事故案件が解決に至っており、滑落した登山道および、遭難者発見現場は前回と全く同じ場所であった。今回の案件が短時間で発見に至った経緯として、捜索エリアの第一候補が前回の遭難者発見現場だったことが挙げられる。
・遺体発見:捜索開始から4日後、崖下で遺体を発見。遺体発見現場上部の斜面には遭難者の持ち物が散乱していた。
5.捜索エリアと発見場所

入山口:S 下山予定地:G
青線:遭難者が計画していた登山ルート(登り・下り)
赤線:遭難者が滑落したとされるルート(下山時)
✖印:遺体発見地点
緑線:民間捜索チームによる捜索範囲
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